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一首を切り裂く(075:おまけ)

(bubbles-goto)
    CMのおまけみたいな番組が地デジ対応テレビに映る

 昨今は、テレビ業界にも不況の大波が押し寄せ、スポンサーは下りる、広告収入は減少するのと、テレビ放送開始以来の大騒動となっているらしい。
 そのために、番組のスポンサーになったり、スポット広告を出したりする会社は、サプリメント通販業者などの特定の業者に限られるのである。
 彼らの目的は、言わずと知れた薬百層倍の大量販売だけ。 
 いや、毒にこそなれ薬にはならぬ、怪しげなサプリメントの押し付け大量販売だけが目的。
 「CMのおまけみたいな番組が地デジ対応テレビに映る」のは、そうした彼らの悪辣な商策の証しなのである。
 本作の作者の手柄は、ご家庭の茶の間と直結しているテレビ業界の深刻な事情を、短歌という形式にしてリアルに詠み上げたことにある。
 ニ百名に余る「題詠2009」の参加者たちが、お題「おまけ」の折り込みに四苦八苦している中にあって、本作の作者だけが、よくその難関を乗り越え得たのである。
 欲を言えば、「CMのおまけみたいな番組」が映るのは、「地デジ対応テレビ」というよりも、その受像機を通して視られる、BSの民間局にチャンネルを回した場合なのである。
 作者の<bubbles-goto>氏に其処までの詠み込みを要求するのは、評者が欲張りだからであろうか?
     〔答〕 チャンネルを替えても替えてもCMでおまけにそれはサプリメントの  鳥羽省三 


(ほたる)
    Re:だけで続くメールに添えられたおまけのような絵文字が笑う

 インターネットでメールを交わし始めた当初は、受け取ったメールに返事をやろうとする時にお目にかかる「Re:」に、どんな意味があるのだろうなどと素朴なことを思ったものであるが、今では、その「Re:」の上得意さま。
 面倒臭がり屋の当方が、「Re:」付きのメールを送るとそれへの返事も「Re:」付きで、時には「Re:」「Re:」「Re:
「Re:」「Re:」と、「Re:」付きメールが首都圏と北海道の間を、五回も六回も往復することがある。
 本作の作者の手柄は、インターネットを通じての歌会である「題詠2009」への投稿作品の中に、メール通信とは切っても切れない関係の、「Re:」及び「絵文字」を折り込んだこと。
 「おまけのような絵文字が笑う」には、普段は仏頂面の鳥羽省三も笑っちゃいました。
 それにしても、<ほたるさん>って、頭のいい女性だなー。
 もしかすると、来年の角川短歌賞の受賞者は彼女かも知れないぞー。
 あっ、でも、彼女はかなり董が立ってるから、彼女に賞を呉れても、出版社側には何もメリットが無いかな?
   〔答〕 三行半(みくだりはん)をメールで送ってやったなら返事は「Re:」付きで返って来るかな  鳥羽省三 

(ひいらぎ)
    おまけでもいいから箱から取り出してここにいること気付いて欲しい

 「ほたる」「ひいらぎ」と続くのが当番組のゴールデンアワー。
 今や、このご両人は、当ブログの花形女性スターなのである。
 このご両人の、何物にも替え難い素晴らしさは、その若さと素朴さと、時折り見せる爽やかなエロティシズムに在る。
 年取っていてもいいのなら、上手い女流歌人はいくらだって居りますよ。
 お名前を挙げては悪いけど、五十○さんだって、近○さんだって、原○さんだって、梅○さんだって、○泉さんだって、それぞれ歌巧者で、ぞろぞろざくざく目白押し状態ですよ。
 今回こそ尻り取り短歌で身を窶して居られるけど、あの蓮○唯さんだって、あれでなかなかの閨秀歌人なんですよ。
 そろそろ本題に入りましょう。
 「おまけでもいいから箱から取り出してここにいること気付いて欲しい」と仰っておられますが、これは、どなたに向かって、どなたのことを仰っているのかしら。
 作者ご自身は、先年、目出度くご夫君をゲットされ、可愛いお子様ランチ付きらしいから、もしかしたら、これは、リプトンかグリコかのおまけたちを代弁して言っているのかしら。
 でも、ご自身のこととしてもいいよ。
 「おまけでもいいから箱から取り出して」とは、「ほんの時たまでもいいから外食などに連れ出して」ということ。
 「ここにいること気付いて欲しい」とは、「あなたには、私という絶世には少し足りない美女がついていますよ。それを忘れないで」ということ。
 何よりも、そのしおらしさが宜しい。
 彼女がこうしたしおらしい姿勢をくずさない限り、ご夫君は絶対に浮気しない。
     〔答〕 「おまけ付きにグリコを出すのは年老いた証拠ですよ」と孫に言われた  鳥羽省三

 
(美木)
    この話おまけだけどと言っている実は一番言いたい話

 そういう事って、確かにありますよね。
 日本人は、特に日本人の男性は本質的にテレ屋だから、最も言いたいことを後回しにするのだ。
 最もやりたいことをやらずに、それほど緊急を要さないことを先行させる。
 これは、私の旧友のK氏のことであるが、その頃、横須賀の小学校の教壇に立っていた彼は、ある時、同僚の女性教師を三人連れて三浦海岸にドライブに行った。
 この頃、軽自動車しか買えなかった彼のマイカーの定員は四人。
 同行した三人の女性教師の中の一人が彼の本命であり、その日のドライブの狙いもその辺に在ったのだが、そこは典型的な日本人であった彼のことだから、マイカーの後部座席に本命と準本命とを座らせ、自分の隣りの助手席には、全くのお邪魔虫の年増独身女性教師を座らせたそうだ。
 そのドライブから帰った後、本命でも準本命でも無い、そのお邪魔虫の独身年増女性教師が、彼の世話を甲斐甲斐しくすることすること、それこそ、手取り足取り中足取りのお世話女房振りであったそうだ。
 そこで彼はとうとう泣きの涙で陥落してしまい、今では娘二人と三人の孫持ちの退職校長となってしまったのである。
     〔答〕 追伸が本命で出す写メールの返事もやはりそこが本命  鳥羽省三
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すみません^^;

薹が立っているほたるです(笑)
鳥羽さまにそんなこと言われちゃうと軽くめまいが・・・^^;
あまりに褒められ過ぎで本当に貧血起こしちゃうかもしれません!!
年末最後のボーナスですか?
ありがとうございます。しっかりお言葉を胸にいい年越しができそうです。
毎日の更新、鳥羽さまも年末でお忙しいのにどうかご自愛を。
来年もどうか優しく厳しいご指導よろしくお願いいたします。
本当にどうもありがとうございました!

オマケの話

どうも、毎度、取り上げていただきありがとうございます。更新頻度の高さに、なかなかコメントを残すところまでついていけず申し訳ありません。しかも、そこまで考えて作ってなかったよーというところまで深く読み込んでいただき、照れくさいやらありがたいやら、光栄に思っています。

「オマケ」の歌ですが、地デジになると映像が格段にきれいになるそうです。解像度が上がるってやつです。比喩じゃなく、毛穴までくっきり見えるとか。でも、そこまでして見たい番組なんてあるのかな? 今だってテレビでは、スポンサー絡みの宣伝、番組やテレビ局が出資した映画の宣伝、タレントのプロモーションばっかりじゃないですか。もちろん、通販番組も花盛りです。そんな苛立ちが、歌になったのでした。
って、自作を解説するのは、どうにもオマケというか、蛇足感がありますね。なので、あんまりベラベラ喋るのはやめておきます。
では、よいお年を!

ありがとうございます

本年中は、何首もお選びいただき、またその都度ステキな返歌をいただき、本当にありがとうございました。
寸評、返歌もさることながら、愉快な(?)エピソードもたくさんお持ちで、とても楽しませていただきました。
またお目に留まることがある際には、ご批評をいただけたら幸いと思います。
良い年末年始をお過ごしください。
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鳥羽省三

Author:鳥羽省三
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